お客様事例

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CASE STUDY

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松の剪定
旧高取邸

施工内容

由緒ある庭園の松の剪定(冬の剪定「揉み上げ」「枝透かし」)を行いました。
松は、美しい樹形を保つ為には、「剪定」がとても大事な作業になります。

冬の「揉み上げ剪定」

「揉み上げ」は、古い葉をむしり取ることで下の枝に日を差し込みやすくする為に行う松の大事な作業です。
「枝」は、古い葉が多いと下の枝に陽が当たりにくくなり、地面に近い方から枯れていきます。その為古い葉をとっていきます。
松は「春の剪定」と「冬の剪定」があり、春の剪定の「ミドリ摘み」の作業を終え、冬の剪定の「揉み上げ」にはいりました。

「枝透かし」

「枝透かし」は不要な枝を切り落として整理する剪定です。伸び過ぎた枝や枯れた枝を切り落として樹木の形を整えたり、どの枝にも日光が当たるようにすることが目的です。

丁寧に手で1本1本作業をします

夏に伸びた枝を減らし、下のほうの古い葉を手で丁寧に1本1本しごき取る、といった松特有の作業をしていきます。
枝についている葉を「揉む」ように落とす事から「揉み上げ」といいます。
若い葉と古い葉を見分けながら、余分なものを手でしごき取り、若い葉を残すように間引いていきます。

害虫予防にもなります

高いところから低いところまで全て、上から下、奥から手前と、三次元で少しずつ剪定を進めていきます。
古い葉をしごき取ることで風通しがよくなり、枯れる心配がなくなり、害虫予防になります。

こまめで丁寧な手入れ

松は日を好む樹木です。
剪定をする事により、日が幹の方にも差し込んで健康に育っていきます。健康を保つ為には、こまめで丁寧な手入れをしていきます。

美しい樹形

松は観賞樹として景色を美しくしてくれます。
芽の伸びる方向と全体の樹形を見極めて剪定し、美しい樹形に整えていきます。

剪定後

どの枝にも日光が当たるように透かされました。
実際にマツを下から覗いたら、葉を透かし、細かい枝や幹までよく見え、奥行きや全体像もよく見えるようになり、美しくなりました。